幸せのカタチ 最終話【個別リアクションE:周りの意見を聞く】
聞かせて!
姫と婚約者の問題は、自分個人の憶測や想像だけで善し悪しを出せそうに無い。
もう少し他の人の意見や主張を聞いて判断の参考にさせてもらいたいと考え、各々が思う相手のところに向かうことにした。
「それで僕のところに来たの?」
「はい」
Vの世界に訪れ、パクチーNAGASEに話しかけたのは【北楯さくら】だった。
「同じ男性としてどう思われますか? 男性の気持ちは分からないので……」
「うーん、男女どうこうというより性格の問題な気はするけど」
顎と腰にそれぞれ手を当て、思案するパクチーの言葉を待つさくら。
「まあ男の甲斐性って意味でいうなら確かにないよね、その婚約者さんは」
「やっぱり男性から見てもそうなんですね」
「浪費してる分以上の稼ぎを安定して得られてるならマシじゃないかなぁ。そうじゃないなら結婚とか考えないほうがいいよね、相手に苦労させちゃうから」
「やっぱりそうですよね!!」
あまりにも正論、あまりにも理想の答えがもらえてしまい、思わずぐっと拳を握ってしまうさくらであった。
一方、また世界を渡って聞こうとしている人がひとり……。
「━━聞きたいことはそれか?」
「はい!」
「念のため聞くが。なぜわざわざ聞きに来た」
「え? もし聞けたら面白いかなって!」
あっけらかんと答える【白井花】に閉口する龍神。
「龍神様って奥様いらっしゃるんですか? いたらプロポーズの参考になるかなって!」
どこから何を突っ込んだものか……と喉奥を唸らせる。ひとつ嘆息して、龍神は口を開いた。
「私の個人的なことは置いておくとして」
「えっ、教えてくれないんですか!?」
「周囲がとやかく口を出すものではない。信じるものは救われるともいう。姫自身が求める相手と結ばれるほうが良いだろう」
「おお……これが神託……!」
そうだけどそうじゃない。
奇しくも正反対の意見をそれぞれ聞いた2人が取るスタンスは……?
担当:繭
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合言葉を忘れずにね。
