魔術師

「皇帝」のもとに
「バックアップメモリ」を3つ集め
平穏を望んだ

あなたは平穏を選んだ。

変化を求める自我(アニマ)に目覚めたとは言え、うかつに外の世界に行くより、永遠の身体を得ていつまでもこの場所で過ごした方が楽しそうだ。あなたの居場所は、間違いなくこの図書館棟だったのだ。

あの本の勇者が、最後に涙を流した気持ちが分かった気がした。冒険のはてに見つけたのは、家族の笑顔だったのではないだろうか?

あなたは「皇帝」のもとに「バックアップメモリ」を3つ集めることができた。「皇帝」は「外に出ていっても良いのだぞ」と声を掛けてくれたが、あなたはゆっくりと首を振った。

変化と冒険を求める自我(アニマ)を持てて良かったと思う。それらはもうすぐ消えてしまうが、あなたがここに残ったことにより、この図書館棟は永遠に続いて行くだろう。

後世のためにこの場を残す。それもまたちょっとした冒険だとあなたは思い、微笑むのだった。

「皇帝」のもとに
「バックアップメモリ」を
3つ集められず
平穏を望んだ

あなたは平穏を選んだ。

あなたの居場所は間違いなくここだった。あの本の勇者が、最後に涙を流した気持ちが分かった気がする。冒険のはてに見つけたのは、家族の笑顔だったのではないだろうか?

あなたは残念ながら「皇帝」のもとに「バックアップメモリ」を3つ集めることができなかった。しかし、それで良かったのかもしれない。「皇帝」に頼めばいつでも自由に外の世界に行けただろうが、ろくにメンテナンスも受けられず倒れてしまうかもしれない。変化や冒険に興味はあるが、自身が死んでしまっては意味がないのだ。

自我(アニマ)を持てて良かったと思う。それらはもうすぐ消えてしまうが、あなたが自分の判断でここに残ったことにより、この図書館棟は永遠に続いて行くだろう。

変わらないものなど何もない。しかし、変わらないものもある。あなたは大好きなこの場所と本を守り続ける選択をした己を誇りに思いながら眠りにつくのだった。

「皇帝」のもとに
「バックアップメモリ」を3つ集め
挑戦を選んだ

変化を求める自我(アニマ)に目覚めたあなたは、当然のように挑戦を選んだ。今こそ冒険の旅に出る時だ。

旅立つ前に、あなたは「皇帝」のもとに「バックアップメモリ」を3つ集めた。次期最高責任者たる「皇帝」に「私はこの図書館を去ります」と堂々と申し出る。継続的なメンテナンスを受けられず、いつ動けなくなるか分からない身となったのだ。1秒も無駄にできない。

「皇帝」は「好きにすると良い」と快諾してくれた。あなたの気持ちを大切にしてくれる素晴らしい上司だった。

図書館棟の外に初めて出たあなたは、窓からしか見たことのなかった、星々の輝きや、広い宇宙に驚嘆する。自我(アニマ)を持てて良かったと心から思う。

未来は、自分の行動次第で変わる。
これから何があるのかわからない未来、最高だ! あなたは両手を挙げて、まだ見ぬ新しい世界へと飛び込んでいくのだった。

「皇帝」のもとに
「バックアップメモリ」を
3つ集められず
挑戦を選んだ

変化を求める自我(アニマ)に目覚めたあなたは、当然のように挑戦を選んだ。今こそ冒険の旅に出る時だ。

継続的なメンテナンスを受けられず、いつ動けなくなってしまうか分からない身となったのだ。すぐにでも行動を起こそう。

あなたは残念ながら「皇帝」のもとに「バックアップメモリ」を3つ集めることができなかった。あなたの気持ちに最後まで寄り添ってくれた上司に恩返しをしたかったが、それもかなわぬ願いとなった。この図書館棟の行く末は、残った者たちに委ねるとしよう。

図書館棟の外に初めて出たあなたは、窓からしか見たことのなかった星々の輝きや、広い宇宙に驚嘆する。

変化と冒険を愛する自我(アニマ)を持てて本当に良かった。未来は、これから先の自分の行動次第でいくらでも変わるのだ。

これから何があるのかわからない未来、最高だ! あなたは偉大なる第一歩を踏み出したのだった。

ライター:アスカ

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