蒼碧の選定

館では誰もが嘘をつき、誰もが何かを守ろうとしている。因習の夜に、双子の選定が下る。

雪に閉ざされた山間の嘉神村で、一つの旧家に運命の夜が訪れようとしていた。

 この村の中心に位置する双貌館。そこに住まう神崎家という旧家の当主が、代々この村を治めてきた。館の奥深く、神座の間には「双貌様」と呼ばれる神像が祀られている。一つの身体に二つの顔を持ち、一方の顔は苦悶に歪み、もう一方は恍惚と微笑む。言い伝えによれば、右の顔は禍をもたらす鬼子、左の顔はそれを鎮める神子——祝福と厄災、二つの顔を持つ神なのだという。

 神崎家には時折『祝福の子』と呼ばれる一卵性双生児の姉妹が生まれ、村に繁栄をもたらすとされてきた。そして、この双子が20歳の誕生日を迎えた次の新年、『選定の儀』という秘儀が執り行われる。

 しかし、双子のうち『選ばれる』のは一人だけ。もう一人に何が待つのかは、誰も知らない。

 運命の新年会。双貌館には当主・重蔵、20歳を迎えた双子の姉妹・碧と蒼、そして館を守る管理人・衛、新たに雇われた侍女・花恋と料理番・溜が集っていた。

 儀式のため、館のすべての出入り口には施錠が施される。外界から完全に隔離された双貌館で、予想だにしなかった惨劇が幕を開ける。この夜、誰かが命を落とす。そして残された者たちは問うことになる——誰が、なぜ、このような惨劇を引き起こしたのか、と。

  • プレイ時間180分
  • プレイ人数(GM含まず)6人用
  • 販売価格¥5,000
  • ゲームマスターの有無不要
  • 作者Peerless Games