デスゲームの論理

あなたたちはデスゲームの主催者だ。すべての嘘を暴き、最も邪悪な者を裁け。
アメリカ東海岸の小さな海辺の町レッドショア。港の端にある古びたダイナーで、
キャロラインとイーサン・グレイブス博士が向かい合っていた。
「これは……あまりにも危険すぎる」
キャロラインは、目の前のイーサンの言葉を反芻しながら、
手に持ったコーヒーカップを強く握りしめた。
イーサンはかつて政府の極秘研究に携わり、長年その罪の意識に苛まれていた。
証拠を揃えても政府が握り潰すだけだと語る彼は、一枚の紙を差し出した。
そこには、非人道的な実験を行った元同僚たちの名前が記されていた。
「デスゲームの舞台を用意する。彼らの過去を暴くために」
キャロラインは息を呑む。
「一人でやるつもり?」
「いや、お前にも手伝ってもらいたい。そして、もう一人……」
店のドアが開き、潮風と共にフランクが現れる。
「俺は……ただのアルバイトだった。研究の実態なんて知らなかった」
沈黙が広がる。遠くで波が砕ける音が響いた。
「……もし、俺が手伝うとして、何をすればいい?」
- プレイ時間90-120分
- プレイ人数(GM含まず)2人
- 販売価格2200円
- ゲームマスターの有無なし
- 作者StudioOZON