九月、水底に沈んで
時は平成。
科学技術の発展と共に様々な発明品が世に放出されてきた。LED電球、自走型掃除機、家庭用プロジェクター、3Dプリンター。どれもが、いつかの時代に夢見ていた秘密道具のように思えた。
ともなれば、反対に廃れていくものもある。MDプレイヤー、VHS、ポケベル。ひっそりと、人知れず、その使い方すらも忘れ去られていく。
それは、夏の暑さも和らぎ始めた初秋の頃だった。 ある男が死んだ。アパートの 1 室で一人暮らしをしていたその男は、誰にも看取られることなく死んだのだ。孤独死であったことから警察の調査も慎重に行われるはずだったが、とあるカセットテープの存在が決め手となり「事故死」として結論付けられた。 「男は本当に、事故死だったのだろうか。」 ただ1人、この結論に疑問を持った刑事がいた。 刑事は同僚の制止を振り切り、関係者に改めて話を聞くことにした。
カセットテープの語る真実に、今一度耳を傾けてみるべきなのだ。
- 読み方
- クガツ、ミナソコニシズンデ
- 所要時間
- 50分
- プレイ人数(GM含まず)
- 4人
- 販売価格
- 1,900円
- ゲームマスターの有無
- 不要
- クレジット
- Gold Grace